研究室について

最新機器を駆使した世界トップクラスの技術で、ナノ・マイクロ材料の力学特性を解明する
ごあいさつ
教授 澄川 貴志



研究室の特徴
- 最新機器の導入
- ナノ・マイクロ材料の観察に必要である各種最先端顕微鏡やサンプル作製に用いる超微細加工装置・蒸着装置をそろえています。負荷装置については、研究室で新たな装置を独自に設計・作製し、世界で唯一無二の力学実験を行うことができます。その他、複数の解析ソフトや解析装置があり、世界最先端レベルの研究を行うことができます。
- 産業界との連携
- 素材、電機、自動車関連の企業等との共同研究実績があり、現在も複数の企業から依頼を受けています。担当する学生は、企業の研究者・技術者とのミーティングにも積極的に参加し、社会に出てからも役立つプレゼン能力、コミュニケーション能力を身に着けてもらうようにしています。
- 若手研究者や技術者の育成
- 世界最先端の研究成果を目標として研究活動を進めていますが、「卒業後の社会に出てから必要な能力」を身に着けてもらうことも目標として、指導を行っています。教員との議論だけでなく、学生間の議論も活発になるよう促し、個々の能力の向上を行っています。海外からの研究者の招へいや留学生の受け入れも行い、ワールドワイドで通用する若手研究者や技術者を育成する環境を作っています。
主なイベント
オープンラボ

希望する方には、オープンラボを実施しています。研究室を訪問して教員や研究室の大学院生等と話をし,研究室の内容の理解を深めていただく場を設けています。
研究会

研究室全体としては半年に一回の研究会を実施しています。一方、各研究テーマに属する学生については、遂次その内部で議論、輪講、研究会を実施し、教員と個人あるいは複数人で個別に研究討論を実施しています。あくまで効率的な研究の議論ができるシステムにしています。
研究室旅行

(コロナ禍のため未定)
動画
エネルギー科学研究科
京都大学大学院エネルギー科学研究科での学生生活
京都大学吉田キャンパス
2014年にドローンにて撮影
科学研究費および受託研究費
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2024-2026 挑戦的研究(萌芽)
ナノ構造メタ表面の力学とanti-fatigue表面の創製
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2024-2026年度 基盤研究(A)
幾何学的集団欠陥構造を支配する複雑系ナノ力学の解明と新奇機能材料の創製
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2023-2025 基盤研究(C)
フレクソマグネティック現象の実験評価と曲げ利用ナノ磁気熱電素子の創生
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2022-2023 挑戦的研究(萌芽)
自己組織化転位構造の力学制御による可逆塑性しなやか金属の実現
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2021-2023年度 基盤研究(A)
ナノflexoelectricityの解明とbucklingメモリ素子の創製
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2020-2021年度 挑戦的研究(萌芽)
集団転位構造制御設計基盤の構築とナノマルチフィジックスネットワークの創出
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2018-2019年度 挑戦的研究(萌芽)
力学的ナノ欠陥制御工学の創成
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2018-2020年度 基盤研究(A)
金属ナノ材料の疲労とその力学
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2015-2017年度 基盤研究(A)
ナノ金属材料の特異な疲労損傷機構の解明とその力学基盤の構築
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2014-2015年度 挑戦的萌芽研究
金属ナノ材料を対象とした共振疲労試験手法の開発と疲労損傷メカニズムの解明
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2014-2015年度 若手研究(B)
2次元応力評価のための平面2軸応力下磁気アコースティックエミッション挙動の解明
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2012-2014年度 若手研究(A)
形態制御金属ナノ要素配列薄膜の創製と新奇機械特性の階層型解明
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2011-2012年度 挑戦的萌芽研究
形状と結晶方位を制御したナノワイヤ試験片の創製と力学設計による引張試験手法の開発
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2009-2011年度 若手研究(A)
金属ナノ構造体の非線形挙動を支配する転位の動的メカニズムの解明
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2009-2011年度 若手研究(B)
TEM内圧縮試験による単結晶微小構造体のサブミクロン寸法効果の解明